迷惑

世界の教育者が集まったある学会で
日本の学校の先生が
東南アジアの先生から
質問を受けたそうです

「日本では子どもたちを育てるとき
どんなことに気をつけていますか?」

一人の先生が
「人に迷惑をかけないようにと教えています」
と答え他の先生たちもうなずいていると
質問した先生が
「じゃあ日本は
これからもいじめや不登校が
増えるかもしれませんね」
とおっしゃったそうです。

「私達の国では子どものうちから
『人には知らないうちに迷惑をかけているんだ
それを忘れてはいけないよ』
と教えます
それを教えなかったら
日本の子どもたちは
どうやって『ありがとう』という
感謝の心を学ぶのですか?」

子どもたちが
迷惑をかけないようにする時に
ちょっとだけその集団から遅れたり
リズムがあわない子がいると
「許せない」という気持ちが芽生え
いじめや不登校につながり
排他的な子ども社会が形成されることも
あるのではないでしょうか

「他人に迷惑をかけていることが
わかる人になってもらいたい」
こう考えてみたらどうでしょう

まわりに支えられ
ときに迷惑をかけながら
人様のおかげで生きていることを教えていく

「ありがとう」
「こちらこそありがとう」
感謝、感謝の中で
感性豊かな子どもが育ちます

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【心の散歩道】#062 迷惑

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