年祭期間に頂いたご守護
01 : 立教186年 こどもおぢばがえり
この年は、コロナが明けて、規制なしの「こどもおぢばがえり」ができる事になった年でした。
当教会からもおぢばがえりをさせていただきたくて、信者さんはもちろん、年賀状の付き合いしかない親戚友達、手当たり次第に誘いましたがどなたも行ってもらえず、申し訳ないので月末までのひのきしんを心定めしてました。
すると、突然末息子(34歳独身)から電話があり、
「会わせたい人がいる。反対されても結婚する。」
と言ってきました。
会ったこともなければ、そんな人がいるとも聞いていなかったのでびっくりしましたが、話を聞いてみると、彼女には離婚歴があり、2人の子供がいるとのこと。(心の中で、やったー!こどもおぢばがえりができる。)
信者さんに、
「うちに孫がいたら連れて行けるんやけど、いないからお願いします。」
と言っていたのが、急に大きな孫2人できて無事こどもおぢばがえりができました。
神様ってこんなふうにご守護くださるのね。ありがとうございます。

02 : ガンが見つかる
毎年必ず「がん検診」を受けていた私。
乳癌の二次健診に引っかかても、大したことないくらいにしか思っていませんでした。でも、手術をしないといけないとなり、最初の予定では取ったら終わるぐらいの癌だったのですが、いざ手術することになるとリンパ節への転移があり、右胸と腋下の2か所の癌をとり、癌の細胞検査で浸潤性の非常に転移しやすいタイプの癌と判明。
さて、ここまでなら悪いことばっかりですよね。でも、ここでみつかっていなければ、次みつかった時には手遅れの可能性が高かったと思います。
まだ、神様は私を「ようぼく」として使ってくださるんだなって思いました。

03 : ガン治療
手術の後、私を待っていたのは抗がん剤治療。
先生曰く、
「目に見える癌は取りました。目に見えない癌をたたく治療をします。」
って、点滴の抗がん剤を3週間おきに8本。前半4本、後半4本は薬が違い、後半の4本は点滴中に抹消を氷で冷やしていれば、手のしびれなどの副作用が出にくいというもの。
さて、始まった抗がん剤の点滴。副作用はあるけれど、点滴した3、4日を凌げばなんとか耐える事ができました。しかし、体力はみるみる落ちて、おつとめの地方は歌えない、拍子木も打てない。普通の速度で歩けない。そんななので、もちろん神饌物を供えることも下げることもできず、毎日のおつとめと共に主人がすることに。(私が元気ならしてくれません。これもご守護、ありがたいです。)
点滴も前半の最後の抗がん剤が終わったのが5月の終わりでしたが、この体力でこどもおぢばがえりの引率できるのかと大変不安に思い、先生に相談しました。治療を受ける・受けないは基本的には本人の意思なので、先生には治療を止めないことを進められましたが、私は止める事を決意していました。
そんな中、忘れもしない6月11日(当教会の月次祭前日)に肩を脱臼、骨折というお手入れをいただき、
「これまたどうなの?」
と思っておりましたら、完全には点滴治療を諦めていなかった先生が私の状態をみて、
「もう、諦めたわ。骨折の治療に専念してください。」
お陰様で、こどもおぢばがえりは総勢21名、初参拝7名。脱臼、骨折は痛かったけど、無事お世話させていただくことができ、ありがとうございました。
さて、ここで終わらないのが抗がん剤治療。点滴が終わり、飲む抗がん剤へと移行したのですが、1錠6,000円もする抗がん剤を1日2錠、2年間。金額はお金払うときに知りました。この抗がん剤(ベージニオ)は、癌発生率を35%抑えることのできるとても良いお薬だそうですが、安く見積もっても年間100万円は医療費として必要です。副作用も強くて、ひどい下痢や全身倦怠感などやる気がでない状態になり、仕事も家事も教会の事もしたくなくなり、メンタル崩壊しそうで、止める事を選択しました。お金の心配しながらの治療は精神的にもよくないですしね。あとは、ホルモン治療を10年間しないといけません。これもホットフラッシュや自律神経失調症などありますが、精神的には大丈夫なのでいつものやかましい私でいれそうです。

04 : もう神様にお任せいたします
抗がん剤治療を止める時、先生に
「後悔しませんか?」
と聞かれました。
私は、
「お金使って副作用に耐えて、35%に入れなかった時の方が後悔します」
と答えました。
今回乳癌になって一番変わった事。
それは主人だと思います。
今まではお手伝いでしたが、今は上妻の青年さんです。
おつとめ、神饌物の献饌、撤饌。自分の仕事だと思ってしてくれています。
上妻の中で、一番「おさずけ」を取り次いでいる人でもあります。
これだけでも、本当にありがたいと思っています。
神様は、私が必要ならば生かして下さると思っています。なので、必要な人で有り続けたいと思います。
最後に、上妻も随分と変わりましたし、ご守護も頂きました。
信者さんが増えたわけではありませんが、皆さま一生懸命おぢばがえりしていただき、この年祭期間中に、初席2名、修養科生1名、教人登録者1名、ご守護頂きました。
長文、お読み頂きありがとうございました。

