心の支え

私が住む英国では未だに新型コロナが猛威を振るっており、まだまだ気が抜けない状況が続いています。

我が家も例に漏れず、陽性者が出てしまいました。しかも、複数の人間が一気に自由を奪われるという状態となり、日常は一変しました。

病人の健康状態ももちろん心配でしたが、何より陽性者の行動範囲が著しく制限されるということから、通常通りの生活ができなくなるということの不安が私の心にのしかかってきました。

自分は普段から思っている以上に人様のお世話になって暮らしていたのだということを痛感し、家族のありがたさが身に染みました。

また、こんな時こそ日々の心の支えになってくれるものがあることに気付くこともできました。それは毎日のおつとめです。

こんな何もかもが普段通りとはいかない中で、朝夕におつとめをすることだけは続けさせて頂くことができる。物事を「習慣化する」と言うと、どこか形骸化してしまっているような否定的な響きを持つこともありますが、私はこの「習慣」に救われました。決まった時間に、決まったことをする。ただそれだけのことでしたが、この時間だけは不安を感じることはありませんでした。

神様と向き合う時間。健康な体があることのありがたみや、普段生活を支えてくれているすべての人々への感謝の気持ちが湧き上がって来るとともに、この時間が毎日やってくるという事実が何よりも心の支えになったのでした。

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