「お供えしたか」

主婦はどの家でも家計のやりくりに大変だ。
特に若い頃は…

— 叔父の家の講社祭で —

「この服可愛いでしょ!100円のハギレで作ったの!」
と自慢して話す私に叔父はこう言った。

「そうか、そんな良い物を作れるお前は神様にお供えが出来たか?」
と。

「いやぁ、そんな余裕がないから自分で縫うたんよ!」
と私が返したら

「そうじゃない。そんな時、20円でも50円でも神様にお供えすると、お前の腕が上がるんだよ。たくさんお供え出来なくても、少しの金額でもそうしてお供えするんだよ。
と叔父が教えてくれました。

ご守護のたび、たすけていただく度に
「あの時の20円かな?あの日の50円かな?…」
と思うことがあります。

この記事を書いたのは…
  • 名前:甲斐繁子(かいしげこ)
  • 教会:百萬分教会(宮﨑部属)
  • 立場:教人
  • 所在:大阪市東住吉区
  • 猛暑とコロナに閉じ込められ自由を失った老人の日課は、ごみや吸い殻、缶拾いと草むしり。認知症の予防にもなると大教会からのオファーに応え、これまでの日々のあれこれを振り返ってみることにしました。
  • 文章に添えられたイラストも甲斐さんの手によるもの
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