コロナ禍で思い出すまゝに– category –
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コロナ禍で思い出すまゝに
方言も悲しい 能登半島地震
今年の元旦に起きた震度7の能登の地震郷里を出てより70年を経たが珠洲市は私のふるさとである親族が暮らしている 自身も高齢となり膝の手術で入院中の身何とて出来ず、皆の安否を気遣いながら心配を祈りに変えるしかなくただただTVのニュース画面に喰らい... -
コロナ禍で思い出すまゝに
念願の初席
10月に入った日曜日、来春 専門学校を卒業予定の孫が就職内定も決まり、又諸事情もあり、初席を受けてもらいたいと予定していた。バイトでなかなか時間も取れない様子で長らく会えていなかった私は、その日の昼食も申し込み、傍聴願いも頼んでいた。そして... -
コロナ禍で思い出すまゝに
今日の終わりに
『一日でも、人一人なりと救けねば、その日は越せぬ』 カレンダーのこの 教祖のお言葉が私の心に 刺さります いちにちの終わりに 今日は誰かを喜ばせたかたな? 御礼を言う人を忘れていないか? 病で倒れている人に 手紙や、ハガキで 声をかけて... -
コロナ禍で思い出すまゝに
一枚のハガキ
約2年前から認知症になった88歳の叔母が施設に入っている。同居していた長男や離れて住んでいた次男が面会に行っても誰だかわかっていない。 親にわかってもらえない息子たちをそばで見ている者には、その切なさが痛いほど伝わってくる。そして入居してか... -
コロナ禍で思い出すまゝに
【こんな人に】
布教所を開設する日、皆さんに出すお料理の仕出しを近くの寿司屋さんにお願いしていた。お料理の上にお祝いと書かれた封筒が…「?…これは?」と尋ねると「僕、天理高校出身なんです‼気持ちばかりですが…」と2000円を下さった。そして魚屋さんに頼んでいた... -
コロナ禍で思い出すまゝに
【美人は得】
【美人は得】 亡き母は美人だった。又、弟嫁の良子も… 母が言っていた。「良子を買い物に連れて行くと店の主人、露店のおじさんも、みかんを余分にくれたりサービスしてくれるんよ!美人は得やね~」 又、良子からは「〇〇さんにこのブラウスもらった、こ... -
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「味のある顔」
いつものように夜勤から早朝に戻り、うちの神様に参拝の後、ベッドの中の私の寝顔を見て帰ることもあるらしい私の長女の婿。 自宅に戻って待っていた妻(長女)に「お母さん何してた?」と聞かれて「味のある顔して寝ておられました」と報告したらしい。 ... -
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「神さんは前金がお好き!」
道をはさんで向かいの3階のマンションに住む娘夫婦。夜勤の婿が早朝に仕事を終え戻ってくる。まず、マンションに上がる前にうちに寄り、うちの2階の神棚に参拝している。1階でまだベッドにいる私にも、階段を上る足音が聞こえる。 「あんたが参拝している... -
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「別席を運ぶ」
独身時代に勤めていた松下電器では、世間よりいち早く週休2日制が取り入れられていた。「一日教養、一日休養」と言う社内スローガンのもと、社員は競って自分自身のスキルアップや仕事に繋がる資格取得に励んでいたし、プライベートの充実にも力を入れてい... -
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「週4日?」
三女の結納の日、略式ながら神棚の前に結納の飾りが整えられ、仲人さんご夫妻から口上が述べられた。 儀式が一段落して両家揃っての祝いの膳を囲んだ。その時、娘の母親である私が口火を切った。「今こうして結納を交わさせていただきましたが、娘をすぐに... -
コロナ禍で思い出すまゝに
「こん・こん・こん」
子どもが幼い頃の話。良いことがあったとき、辛いことがあったとき、その小さな身体を抱きしめながら「こん・こん・こん」と口に出した。 胸の中のおさなごは私を見上げて「こん・こん・こんってなに?」と。「今なぁ愛情を注いでいるんよ」と言うとじーっ... -
コロナ禍で思い出すまゝに
「新聞配達のお兄さん」
布教所という看板は出していないものの、昔、しめ縄にタレ紙をつけたものを玄関につるしていた我が家に、月末に新聞代を集金に20歳位のお兄さんが来た。 そのしめ縄を見上げて「あれッ?これって神さん?」と聞いてきたので「そうよ!」と言うと、新聞代を...
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