「代わりに供えた30円」

「あれ?この神棚の三宝に乗せてある30円はどうしたの?」
と子どもたちに聞くと、小学校二年生の次女が

「えみちゃんのおばちゃんが小さくなった服やスカートを持ってきてくれはってん。お母さんはいつも人からもらった物は神様にお供えして…と言ってたから。でも服やスカートは神様にお供えでけへんやろ。そやから代わりに私の貯金箱から30円出してお供えしてん!」
とアッサリいった。

私は
『この娘は上等や‼』
と心でつぶやき
「そうか!えらいね!」
と褒めてあげたのでした。

この記事を書いたのは…
  • 名前:甲斐繁子(かいしげこ)
  • 教会:百萬分教会(宮﨑部属)
  • 立場:教人
  • 所在:大阪市東住吉区
  • 猛暑とコロナに閉じ込められ自由を失った老人の日課は、ごみや吸い殻、缶拾いと草むしり。認知症の予防にもなると大教会からのオファーに応え、これまでの日々のあれこれを振り返ってみることにしました。
  • 文章に添えられたイラストも甲斐さんの手によるもの
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